こんなときどうする?【自然災害から身を守ろう!】2023年10月
日本は、自然災害が多い国です。みなさんの国はどうですか。
災害が起こったとき、あなたはどうしますか?
災害のためにどんな準備をしていますか?
日本で無事に実習を終えて帰国できるように災害について勉強しましょう。
1.地震
日本は地震の多い国です。いつどこで大きな地震が起こるかわかりません。
まずは地震の怖さを見て、危機意識を高めましょう。
下の動画は2011年の3月11日に起こった「東日本大震災」の映像です。
このような大きな地震がまた起こるかもしれません。
さらに東日本大震災では、地震の後に大きな津波が起こり、
多くの人が亡くなったり、行方不明になったりしました。
では、こんな恐ろしい地震に、私たちができることは何でしょうか。
それは、「地震のために準備すること」と「地震について知ること」です。
「地震のために準備すること」
①避難する時に持って行く荷物をバッグに入れて準備しましょう
地震が起きてから、荷物を準備して避難するのは遅すぎます。
地震が起きる前から荷物を準備して、地震が起こったときには、
すぐに避難ができるようにしておきましょう。
上の絵以外にも必要なものがあれば、準備しておきましょう。
※注意:在留カードはいつも持っていましょう!
②逃げる場所(避難場所)や 道を 調べておきましょう
会社や寮では 逃げる場所が 決まっています。
地震が起こる前に実際に歩いて、場所を確認しましょう。
③家具が倒れないように、固定しておきましょう
逃げる時に、食器棚や本棚が倒れてしまうと危険です。
いつでも逃げやすいように、床にたくさんの物を置くのはやめましょう。
「地震について知ること」
①地震が起こったときの対応
≪地震だ!≫
- 机の下などに逃げて、身を守りましょう。
- クッションなどで、頭を守りましょう。
- ガラスがある場所からは 離れてください。
≪揺れがおさまったら≫
- テレビやラジオで津波などの情報を確認しましょう。避難が必要か判断しましょう。
- 料理などで火を使っていたら、すぐに消しましょう。
- わからないことは、近くの日本人に聞きましょう。(日頃からの関係づくりが重要です)
- 外に出てからは、頭上に注意しましょう。
②こんな時に地震が来たら?
■外にいる時に地震が来たら・・・
⇒大きな地震の場合はビルの窓ガラスなどが割れて落下する可能性があります。揺れが収まったら、速やかに安全なところへ避難しましょう。
■エレベーターの中にいるときに地震がきたら・・・
⇒エレベーターは強い揺れを感じると停止し、閉じ込められてしまいます。まずは全ての階のボタンを押しましょう。それでもドアが開かない時は、緊急通報ボタンを押して連絡をしてください。
■駅や空港にいるときに地震がきたら・・・
⇒駅員や空港職員の指示にしたがって下さい。駅ではホームから線路には絶対に下りてはいけません。
2.台風・大雨
世界中で気温が上昇し、異様気象が発生しています。
日本も例外ではなく、夏は今までに経験したことの無いような大雨が降ったり、
夏から秋にかけては何度も大型の台風が接近したりするようになりました。
日本で生活をするときには、台風や大雨にも注意しなければなりません。
①台風・大雨が来る前に
- 台風や大雨は地震とは違い、ある程度予測ができます。毎日天気予報を確認して注意しましょう。
- 台風が来ることがわかったら、家の外の物を片付けましょう。強い風で飛んで行ってしまう可能性があります。(洗濯物、ごみ箱、植木鉢、物干しざお など)
- 大雨が降ることがわかったら、土嚢を積んだり、大切なものを高い場所へ移動させたりしましょう。
- 事前に付近の避難所はどこか、どうやっていくのかを確認しておきましょう。
- 近くに氾濫する可能性のある川や、崩れるかもしれない山がないか確認しましょう。ある場合は早めの避難が必要になります。
②台風が来たら、大雨が降ったら
- 避難が必要かどうかの判断をしましょう。近くに氾濫の可能性のある川や、土砂崩れの可能性のある山がある場合は、速やかに避難しましょう。
- 避難が必要無い場合は、なるべく外へ出ないようにしましょう。風で物が飛んできたり、雨で溝がわかりにくくなっていたりして、危険です。
注意:避難するか、しないか、どうやって判断すればいいの?
⇒あなたの住んでいる地域の「警戒レベル」が「レベル4」以上になった場合はすぐに避難しましょう。(災害情報をこまめにチェック)
3.アプリを活用しよう
テレビのニュースによる災害情報は日本語の場合がほとんどです。
情報がよくわからずに命にかかわる状況になってしまうこともあります。
母語で災害情報が確認できるように、「災害用アプリ」をダウンロードしましょう。
日本政府が作った「Safety tips」は 英語、中国語、韓国語、日本語、スペイン語、ポルトガル語、ベトナム語、タイ語、インドネシア語、タガログ語、ネパール語で、災害情報を確認することができます。
Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.rcsc.safetyTips.android
iPhone
https://apps.apple.com/jp/app/safety-tips/id858357174
※他にもこんな災害があります
・大雪(おおゆき)
・火事(かじ)
・竜巻(たつまき)
災害はいつ起こるか、どの程度の被害になるかが、わかりません。
日頃から災害への準備をして、意識を高く持ちましょう。
「たぶん起こらないだろう」ではなく、「たぶん起こるだろう」と考えることが大切です。
コメントを残す