12月(がつ)の宿題(しゅくだい)は「作文(さくぶん)」です。送(おく)った作文(さくぶん)用紙(ようし)に作文(さくぶん)を書(か)いてください。

作文(さくぶん)は1月(がつにノートと一緒(いっしょ)に出(だ)してください。

作文(さくぶん)の注意(ちゅうい)

①気持(きも)ち、考(かんが)えたこと、

　思(おも)ったことを書(か)きましょう。

作文(さくぶん)は日記(にっき)とは違(ちが)います。

日記(にっき)はその日(ひ)にあったことを書(か)くだけ

ですが、作文(さくぶん)では「うれしい」「たのしい」「かなしい」「おどろいた」などの

気持(きも)ちを書(か)かなければなりません。

そして、その時(とき)何(なに)を考(かんが)えたか、

何(なに)を思(おも)ったかを書(か)かなければなりません。

「私(わたし)は毎日(まいにち)8時(じ)に起(お)きます。それから、会社(かいしゃ)へ行(い)きます。」は作文(さくぶん)ではありません。

「私(わたし)は毎日(まいにち)8時(じ)に起(お)きます。仕事(しごと)の準備(じゅんび)をするためです。私(わたし)は準備(じゅんび)が大切(たいせつ)だと思(おも)います。」は作文(さくぶん)です。

「いつ、どこで、どんなことがあったのか」

②いつ、どこで、だれが、なにを、どうおもったか、書(か)きましょう。

作文(さくぶん)を書(か)く時(とき)は、起(お)こったできごとを詳(くわ)しく書(か)きましょう。

①いつ？⇒例(れい)：去年(きょねん)の冬(ふゆ)

②どこで？⇒例(れい)：会社(かいしゃ)で

③だれが？⇒例(れい)：私(わたし)が

④なにを？⇒例(れい)：仕事(しごと)に遅(おく)れた

⑤どう思(おも)った？⇒例(れい)：時間(じかん)は大切(たいせつ)だと思(おも)った

この５つを書(か)くだけでとてもいい作文(さくぶん)になります。

③小(ちい)さいことを書(か)きましょう。

大(おお)きいことを書(か)くのは難(むずか)しいです。

例(たと)えば、「日本(にほん)の生活(せいかつ)について」「勉強(べんきょう)について」「会社(かいしゃ)について」などは、書(か)くことが大(おお)きいので、何(なに)を書(か)けばいいかわかりません。

もっと小(ちい)さいことを書(か)きましょう。

例(れい)：日本(にほん)に生活(せいかつ)について　

⇒　日本(にほん)のスーパーについて

例(れい)：勉強(べんきょう)について　

⇒　マンガを使(つか)う言葉(ことば)の勉強(べんきょう)について

例(れい)：会社(かいしゃ)について　

⇒　会社(かいしゃ)のトイレについて

小(ちい)さいことを詳(くわ)しく書(か)きましょう！

④作文(さくぶん)の順番(じゅんばん)

作文(さくぶん)には書(か)く順番(じゅんばん)があります。４つにわけて書(か)きましょう。

★１・・・あなたの考(かんが)えや思(おも)ったことを書(か)きます。

例(れい)：私(わたし)は日本人(にほんじん)はやさしいと思(おも)います。

★２・・・それから、どうしてそう考(かんが)えるか、そう思(おも)うか、理由(りゆう)を書(か)きます。

このとき、自分(じぶん)が経験(けいけん)したことを詳(くわ)しく書(か)きましょう。

例(れい)：私(わたし)が日本(にほん)に来(き)たばかりの時(とき)、工場(こうじょう)で　私(わたし)は仕事(しごと)がわかりませんから　とても　困(こま)っていました。そのとき、同(おな)じ工場(こうじょう)の　日本人(にほんじん)が　とても　親切(しんせつ)に　仕事(しごと)を　教(おし)えてくれました。

★３・・・もういちど★１の考(かんが)え、思(おも)ったとを書(か)きましょう。

例(れい)：だから私(わたし)は日本人(にほんじん)はやさしいと思(おも)います。　　　　　

★４・・・それからあなたが変(か)わったことを書(か)きましょう。

例(れい)：私(わたし)も日本人(にほんじん)のようにやさしくなりたいと思(おも)いました。　　　　　　　　　　　　　

これで、あなたも作文(さくぶん)が書(か)けます！

作文(さくぶん)でよく使(つか)うことば

①接続詞(せつぞくし)

・そして、だから、でも、など

・～ですが、～ですから、～たら、～ても、 など

• 　『みんなの日本語(にほんご)Ⅰ』ｐ226
• 　『みんなの日本語(にほんご)Ⅱ』ｐ232

　に「接続(せつぞく)のいろいろ」がありますから、よく見(み)てください。

②副詞(ふくし)

・とても、ずいぶん、きちんと、　など

副詞(ふくし)を使(つか)うと、「どのように」「どのぐらい」など、詳(くわ)しく伝(つた)えることができます。

• 　『みんなの日本語(にほんご)Ⅰ』ｐ224、225
• 　『みんなの日本語(にほんご)Ⅱ』ｐ230、231

　に「副詞(ふくし)、副詞的(ふくしてき)表現(ひょうげん)」がありますから、よく見(み)てください。

③自分(じぶん)の気持(きも)ちや考(かんが)えを書(か)くことば

・「～と思(おも)います」「でしょう」「かもしれません」など

・「うれしい」「かなしい」などの形容(けいよう)詞(し

④丁寧体(ていねいたい)と普通体(ふつうたい)

作文(さくぶん)は「丁寧体(ていねいたい)（～です／～ます）」「普通体(ふつうたい)（～だ／～た）」はどちらを使(つか)ってもいいです。しかし、どちらか一(ひと)つだけを使(つか)いましょう。一(ひと)つの作文(さくぶん)で、丁寧体(ていねいたい)も普通体(ふつうたい)も使(つか)うのはダメです。

例(れい)）丁寧体(ていねいたい)：私(わたし)は日本人(にほんじん)は時間(じかん)に厳(きび)しいと思(おも)います。日本(にほん)では約束(やくそく)の5分前(ふんまえ)に来(く)ることが当(あ)たり前(まえ)です。ですが、わたしの国(くに)ではそんな習慣(しゅうかん)はありません。普通体(ふつうたい)：私(わたし)は日本人(にほんじん)は時間(じかん)に厳(きび)しいと思(おも)う。日本(にほん)では約束(やくそく)の5分前(ふんまえ)に来(く)ることが当(あ)たり前(まえ)だ。だが、わたしの国(くに)ではそんな習慣(しゅうかん)はない。

原稿(げんこう)用紙(ようし)の使(つか)い方(かた)

作文(さくぶん)を書(か)く紙(かみ)を「原稿(げんこう)用紙(ようし)」といいます。原稿(げんこう)用紙(ようし)にはルールがありますから、ルールを守(まも)って、作文(さくぶん)を書(か)きましょう。

①　段落(だんらく)の最初(さいしょ)のひとつは何(なに)も書(か)きません。

わ

た

し

は

実(じっ)

習(しゅう)

生(せい)

で

す

。

• ひとつの□(マス)にひらがな、カタカナ、漢字(かんじ)をひとつずつ書(か)きます。　　　　　　小(ちい)さい「つ」「や」「ゆ」「よ」など、「ん」、カタカナの「―」もひとつの□(マス)に書(か)きます。

〇　正ただしい書(かき方(かた))書(か))

コ	ン	ピ	ュ	ー	タ	を	使(つか)	っ	て
い	っ	し	ょ	う	け	ん	め	い	勉(べん)

✖　まちがえた書き方( 　　　　　　　　か　　かた)

コン	ピュ	ータ	を	使(つか)っ	て	、
いっ	しょ	けん	め	い	勉(べん)	強(きょう)

③　句点(くてん)（。）、読点(とうてん)（、）はいちばん左(ひだり)の□(マス)に書(か)きません。

〇　正ただしい書かき方かた)

李(リ)

さ

ん

は

会(かい)

社(しゃ)

の

先(せん)

輩(ぱい)

で

す。

✖　まちがえた書き方 　　　　　　　　か　　かた

李(リ)	さ	ん	は	会(かい)	社(しゃ)	の	先(せん)	輩(ぱい)	で	す
。

④　話(はな)すことばの内容(ないよう)を書(か)くときは「　。」を使(つか)います。

母(はは)

は

「

が

ん

ば

っ

て

く

だ

さ

い

。」

と

言(い)

い

ま

し

た

。

• えんぴつかシャープペンシルで書(か)いて、間違(まちが)えたら、消(け)しゴムで消(け)す。ボールペンでは書かかない。
• 用紙(ようし)を汚(よご)さない。
• テーマはひとつだけ。ひとつのテーマで３枚(まいくらい書(か)く。

さあ、作文(さくぶん)を

書いて(か)みましょう！